SocialSchool

NPO法人日本ソーシャルスクール協会の理事長ブログ。

4年目に入ったので改めてソーシャルスクールを定義してみました

ソーシャルスクールは10月2日に4年目に入りました。

前期は総務省が行なっている若年層に対するプログラミング教育推進事業を主な活動とし、教育のあり方を探りながら一年間事業を行いました。

 

事業の詳細はこちら

総務省|若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業|地域ボランティア(シニア・主婦等)が指導する地域サークル活動と自宅での自己学習の併用による発展的プログラミング教育モデル

 

事業報告等は追って公開したいと思います。

 

 

さて、4年目に入ったソーシャルスクールですが、SSの役割を学びの機会を提供する団体として定義し、今年度は下記の活動を中心に事業を行なっていきます。

 

*みらいの授業 学びのヒント(仮題)

*先端技術の研究

*講師の認定制度

*オンライン学習

 

それぞれを説明すると

 

みらいの授業では大人のためのリカレント教育の場を提供します。

大人になり社会に出ると忙しさなどから学びを止めてしまうことがよくあります。

技術の進歩や社会の変化に対応できるよう常に学び続ける姿勢は大事です。

大人になってからの学習のポイントや、学び方、考え方などをこの場で提供していきます。

また、子供達の教育環境も大きく変わろうとしています。

就学児をお持ちの保護者に向け、これからの教育に関するヒントなども伝えていけたらと考えています。

 

 

先端技術の研究は、近年話題になっている人工知能やIoT、セキュリティ、人工生命などの技術を自ら研究し、技術との付き合い方や、ここで得られた知見を教育教材開発に活かしていきます。

最近「“AIに仕事を奪われる”」という話をよく耳にします。

これは本当でしょうか?

AIなどの技術を知る事で、どのように対応していけばいいかわかるようになります。

 

 

講師の認定制度はソーシャルスクールの学びを各地で実践していただく講師を認定し、より広い地域で学びを提供したいと考えています。

教える事がいちばんの学びになり、さらなる進歩につながります。

 

 

これらの内容をオンラインでも受講できるよう環境を整えていきます。

 

今年度は上記のような内容の活動を中心に行います。

それぞれ詳しいことや、考えなどをブログやフェイスブック、HPなどで随時発信していきます。

これからもソーシャルスクールをよろしくお願い致します。

 

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ソーシャルスクールでは学びの場を広げていく活動を一緒に行っていただける正会員を募集しています。
教育に関心があり、教育を通じて社会に貢献したい方一緒に活動しませんか?


下記の会員も募集中です。
個人賛助会員
法人賛助会員
サポート会員


詳しくは、お問い合わせください。


NPO法人日本ソーシャルスクール協会 

 

 

 

 

 

 

RaspberryPi

ラズベリーパイRaspberry Pi

ソーシャルスクールでは子どもの積極性や創造性を育む取り組みとして”キッズクリエイティブチャレンジ”を開催しています。
キッズクリエイティブチャレンジで主に使うものにラズベリーパイがあります。

ラズベリーパイはイギリスのラズベリーパイ財団が開発した小型のコンピューターです。
コンピューター教育の促進を目的としており、小型ながら本格的なPCと遜色なく使えます。

特徴はいろいろありますが、まず安価なことが挙げられます。
本体が6000円くらいで入手できます。キーボードやマウスは別に用意する必要がありますが、全部そろえても1万円ほどで済みます。
モニターは自宅のテレビなどにHDMIで接続できます。市販のPCが数万円することを考えると、導入しやすさが魅力です。

そして、最大の特徴はGPIOコネクタを備えていることです。このGPIOコネクタで電子工作ができることが通常のPCと大きく違うところです。

温度センサーや、加速度センサー、LEDなど様々な電子部品を接続し制御することができます。

Lチカの様子
https://youtu.be/5V0hfg42Phk

子どもたちが自由な発想で、物作りができるような授業を行なっています。

いつでも学べ、復習できるようオンライン学習の作成もしています。

これからのソーシャルスクール

設立1年を迎えて

NPO法人日本ソーシャルスクール協会は10月2日をもちまして1年が経ちました。

この一年の間、法人の基本方針や事業企画に時間をかけましたが、ようやく一本の線が見えてきました。
2年目はいよいよ活動の年にしたいと思います。

ソーシャルスクールは子どもには挑戦を、若者には選択を、大人は応援を、企業には変革を(Challenge,Choice,Cheer,Change)の四つのCでChanceの場作りを行っていきます。



キッズクリエイティブチャレンジ

子どもの教室キッズクリエイティブチャレンジでは、創造性を育むITを中心としたプログラムを展開していきます。

小型のPCラズベリーパイを使いPCの扱い方やIoTの基礎について学習します。
そしてプログラミング教育を通じて問題解決力や考える力を養う授業を行います。

ITは今後も進化を続け、ますます社会に欠かせないものになっていきます。

未来の社会においてITの技術を習得することはもはや必須になりつつありますが、技術的に”できる”だけではなくその技術で社会をよくする何かを考えられる創造性を育みます。


みらいの授業

若者には自由に未来を選択できる力を身につけるための授業を行います。

過去からの積み上げで将来を決めるのではなく、未来からの視点で自分の進む道を決めてください。
今の学校教育でのゴールはどこにあるのでしょうか? 良い成績で卒業し良い会社へ入ることでしょうか?

中学校の成績で進学先を決め大学を決め卒業し、入れそうな会社へ就職する。
それが当たり前だ常識だと考える人も多いのではないでしょうか。

学校の教育に違和感を持ち、不登校になる子も増えてきています。
学校をきちんと卒業していないと良い人生は送れないのでしょうか?

そんなことはないはずです。未来の自分の姿に過去は関係ありません。
みらいの授業では、本当にやりたいことを見つけ成し遂げていくお手伝いをします。

ソーシャルスクールでのゴールは必ずしも就職することではありません、起業を視野に入れ多くのことを学んでいきます。


大人は子どもの応援を。(cheer)

子どもを見守り応援するのは大人の役目です。

これからの社会がどのように変化していくのかを見極め、どのように子どもたちを導いていくのか。

大人たちも学びを止めてはいけません。
価値観も時代とともに変化し、かつての学歴重視の教育は通用しなくなっています。

良い学校を出て良い会社に入れば幸せな生活が送れる。
そう言われてきた時代もありましたが、そうはならないことに皆気づいているはずです。

大企業であっても絶対安心ではありません。

大人もみらいの授業で一緒に学びましょう。

そしてあなたの経験、体験を若者たちに伝える授業を一緒に作りましょう。

企業には変革を。

近年企業の社会的責任がますます重要視されていますが、未だに変われていない企業もたくさんあります。
近年では、大企業の不祥事も後を絶ちません。

インターネット上での情報の伝達スピードが上がり、ちょっとした問題でも社会の不評を買うとあっという間に拡散し企業の価値を下げてしまいます。

これからの企業はCSRを経営戦略と捉え統合していき、社会に対応した企業経営をする必要があります。 ソーシャルスクールでは企業へ向けたCSRを中心としたカリキュラムを開発し、教育プログラムとし提供していきます。

子どもたちの未来のために持続可能な社会を築きましょう。



CST.Lab

ソーシャルスクールは福岡市を中心として活動していますが、全国に学びの場を提供すべくCST.Lab(CommunicationSocialTechnology)というWEBメディアとオンライン学習システムを開発しています。(2017年4月公開予定)

ソーシャルスクールの全カリキュラムを公開していく予定です。

第1回目はラズベリーパイPythonプログラムで学ぶ IoTです。

その他、取材を通じてこれからの働き方や、企業活動などを発信していきます。



以上、これからのソーシャルスクールの活動を簡単に紹介しました。
まだまだ、形にはなっていませんが一歩一歩進んでいきます。

ご支援いただければ幸いです。